◎ 日常生活での悩みや不安
(必要な老後資金)



老後の「生活設計」に対する不安感が大きく



◆ 日常生活での ”悩みや不安 ”


(1) 「老後の生活設計」 がトップ

◎ 内閣府の 「国民生活に関する世論調査」 の結果(複数回答)

● 日常生活での悩みや不安を感じていること
@ 老後の生活設計について・・・・・・・・・47.6%
A 自分の健康について・・・・・・・・・・・・44.1%
B 家族の健康について・・・・・・・・・・・・40.3%
C 今後の収入や資産の見通しについて・・・・・35.3%
D 現在の収入や資産について・・・・・・・・・27.2%
E 家族の生活(進学・就職・結婚等)上の問題 ・・・25.6%
F 自分の生活(進学・就職・結婚等)上の問題 ・・・12.8%
G 勤務先での仕事や人間関係について・・・・・10.7%

◎ その後の内閣府の 「国民生活に関する世論調査」 の結果では
(平成15年8月31日 日経新聞)
  • 老後の生活に不安 : 67.2%



    年金に対する控除縮小
    (高齢者にも、相応の税負担を)
    支給中の年金の給付水準の引下げ
    (年金の支え手が減り、年金財政の破綻を防ぐため)
    保険料(年金・健保・介護)・医療費のアップ
    (高齢化により国家財政の社会保障関係費の伸び突出)



    (2) 「定年後は ”年金で悠々自適の生活”」 は、一昔前の話!


    ◆◆ 「生命保険文化センター」が発表した調査結果 ◆◆
  • 老後を夫婦2人で暮らす最低生活費:月235,000円
  • ゆとりある老後生活を送るためには:月373,000円


    ★★「京都中央信用金庫」がアンケートした調査結果 ★★
  • 十分な老後の備え : 3240万円
    ( 平成15年9月20日 産経新聞)


    ◎ 「定年後の収入」 を大まかに把握する
    <自分の寿命を平均寿命 (男性80歳、女性86歳) として>


    《 公  的  年  金 》
    @サラリーマン ・ 自営業者
    に共通する「老齢基礎年金」
    支給開始年齢は
    生まれた年によって異なる
    【 年金制度改革 】
    Aサラリーマンの
         「老齢厚生年金」
    (1961年4月2日以降に生まれた男性の年金支給開始は、すべて65歳から)

    ● 定年 (リタイア) 後、年金支給開始までの 「空白期間」 をどうするか?
    高年齢者雇用安定法の改正

    ● 2004年の年金改革等、従来制度より支給額の減額が決定されている


    《 自営業者が利用できる他の公的な制度は? 》

  • 国民年金の上乗せとしての付加年金国民年金基金
    (付加年金 と 国民年金基金との併用はできません)
  • 小規模企業共済 (運営 : 中小企業基盤整備機構)


  • 《 公的年金以外の収入・蓄えは? 》

  • 「失業(退職)・ 転職」 により申請して貰う失業給付 (手当)
  • 厚生年金基金・適格退職年金・国民年金基金・個人型401K等
  • 退職一時金・生命保険の満期金・小規模企業共済等
  • 自分で確保する個人(私的)年金・自己の蓄えとしての預貯金等

  • 毎月賃貸収入等が生じる不動産物件を所有する
  • 技術指導その他の得意(経験)分野で、毎月仕事をし収入がある



  • ≪生活に戻る≫


    ゆとりある老後を送るための生活費は、リタイア前の8割程度が目安。しかし、それは「老後の収入」や
    「蓄え額」が大きく影響し、早くから準備にかかり、自助努力に加え生活設計の見直しも必要です。




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    tel: 06-6681-2144  税理士 服部行男
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